Interview

自分の手掛けた製品が形となり、
二輪車に搭載され、世界中の街々を走る

2016年入社
営業部 営業1課
経済学部企業会計専攻

“既成品を売り歩くのではなく「創る」営業”
 
 
 
 

お客様の要望を形にしていく

朝日電装の営業は、二輪車や自動車、舟艇、建機・農機などのメーカーに対して自社開発のさまざまな製品を提案しています。主力製品は、人とマシンをつなぐ重要なインターフェースであるスイッチ類。特にモーターサイクル向けの製品バリエーションは、世界トップシェアです。その中で私は3名のチームで、当社にとって最大の取引先である二輪車メーカー向けの製品を担当しています。既成品を売り歩くのではなく、お客様のニーズを社内の開発や製造、調達、品質保証といった各部門に展開し、設計から試作、量産までの工程を把握しながら製品化していく仕事です。たとえば二輪車のハンドルスイッチは運転者が触れるため、デザインなどの意匠性はもちろん、そのフィーリングの良しあしも重要です。社内のメンバーたちと協力し、フィーリングというアナログなものをどこまで磨き上げていけるか、そこにやりがいを感じますね。

全社で協力し、
プロジェクトを成功に導く

「アメリカンバイクのような大型用の多機能なものが欲しい」「女性でも乗りやすいスクーターに合ったスイッチを作ってほしい」「限定モデル用に特別なカラーリングを施してほしい」など、その機能からコスト、納期に至るまでお客様のニーズはさまざまです。新型車種ごとにプロジェクトが発足し、お客様のニーズに合わせて1~2年の開発スパンで製品を量産、完成した製品が車両に搭載されます。プロジェクトは、お客様の開発部門と朝日電装の設計、営業の私でミーティングを行い、製品の詳細な仕様を決めていく工程からスタート。それを社内で展開し、試作・試験を経て製造部門では量産準備をはじめ、どのようにすれば効率よく量産できるのかなど製造方法の検討を進めます。同様に、品質保証部門では不良が出ない仕組みを作り、調達部門ではコスト的な見地から改善を手掛け、私は営業として見積り作成から各工程の進捗の管理を行っています。

“世界を舞台にグローバルに活躍できる人材を目指す”

ビッグプロジェクトを成功させた達成感

入社6カ月後に、国内メーカーの新型スポーツモデルのスイッチ類を任されました。このモデルはお客様にとっても従来にない機構を持った意欲作であり、東京モーターショーをはじめさまざまなモーターショーで話題になった注目車種だったのでプレッシャーも大きかったですね。その製品はハンドルスイッチやイグニッションスイッチ、リアストップスイッチなど部品10点から構成されたもの。一般的な二輪車とはスイッチの構造が異なるため、お客様はもちろん社内の技術部門と何度も打ち合わせしながら試作を重ねていきました。ところが、量産直前に仕様が変更になり、納期に間に合わない可能性が出てきてしまったのです。しかし製造部門がサポートしてくれたおかげで無事に完成させることができました。プロジェクトを最後までやりきり、今までに感じたことがない大きな達成感が胸にこみ上げてきました。このモデルは2019年初頭に、無事発売されました。日本中を走る姿を想像すると本当にうれしいです。

未来の主力製品を
自ら創り出したい

朝日電装の営業は、お客様の幅が広く製品も多岐にわたるため、ルーチンワークにはないやりがいを感じます。私の夢は、従来のスイッチ類・レバーなどにとらわれず、10年後20年後の未来に主力製品となる新製品を手掛けることです。国内では二輪車離れが進み、生産台数が縮小する中でイノベーションを起こすためには、市場ニーズを注視し、エンドユーザーの生の声に耳を傾けたマーケティングが不可欠です。近年は自動車に続いて二輪車でも電子制御が増えており、センサー技術がさらに大きく伸びる可能性があります。入社後に二輪車免許を取得して二輪車でツーリングしたり、モーターショーや展示会にも足を運び、新製品のヒントとなるアイデアを探しています。
Daily Schedule
  • 8:00~ 出社・メールチェック
  • 10:00~11:00 社内会議
  • 12:15~13:05 昼食・休憩
  • 13:15~16:00 お客様訪問
  • 16:00~ 報告書・見積書作成
  • 19:00 退社
Message

世界中の二輪車メーカーに搭載される製品を

日本国内にとどまらず、世界を舞台に活躍できるグローバルな人材を目指してほしいです。当社の製品は国内の二輪車メーカー4社すべてに搭載されており、さらに海外メーカーとも取引していますが、未開拓の市場はまだまだたくさんあります。世界の二輪車生産台数は途上国を中心に拡大しており、電動二輪車の市場も右肩上がりです。また、二輪車だけではなく自動車や舟艇、建機・農機なども伸びしろが大きく、さまざまな新製品を通じてイノベーションを起こせるはずです。あなたも営業ノウハウだけではなく設計から試作、量産、量産後の対応まで、ものづくりのすべてを身につけませんか。私たちと一緒に朝日電装で成長し、世界に羽ばたきましょう。